人畜共通感染症(ズーノーシス)とは
動物と共生する上で私たちが知っておかねばならないのは、人と動物間で感染する病気があるということ。そうした感染症は「人畜共通感染症(ズーノーシス)」と呼ばれており、世界では200種類以上の人畜共通感染症が認知されているとも言われています。
今回はクイズを通して、人畜共通感染症とはどのようなものなのかを解説。自分と大切な動物の命を守るため、知識を得てみてください。
Q.次の中で「人畜共通感染症」として当てはまらないのは、どれ?
①レプトスピラ病
②トキソプラズマ症
③猫エイズ
正解は、この下に・・・!
正解は③の「猫エイズ」です。
現在、日本のペットなど家庭動物に関わりのある共通感染症は、約 60 種類。人畜共通感染症は大きく分けて、「直接伝播」と「間接伝播」という経路でうつっていくと考えられています。
「直接伝播」とは動物に噛まれたり、引っかかれたりしたことで病原体が体に侵入する経路のこと。手に付着した動物の排泄物を無意識に口へ持っていくことで感染する「糞口感染」という経路も直接伝播に含まれます。
対して、「間接伝播」はノミや蚊、ダニなどによって感染する「ベクター媒介」や肉・肉製品、乳・乳製品を口にしたことによる「食品媒介」、水や土壌の汚染・空気による「環境媒介」の3経路に分類することができます。
人畜共通感染症を防ぐには、動物と適切な距離感で関
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