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婚活貧乏で三十路の私が猫で結婚できたわけ

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ペットニュース
虹の橋を渡る日まで
結婚に至らなければ、婚活なんて楽しくもなんともない。デートだってお金がかかるし、就活の様に「あんたは用無し、ハイ!次の女性」と相手に捨てられるのも、結構辛い(逆もあるけど)。
とはいえ、三十路の私には確かにもう後が無い。貧乏派遣の私にしては高額の入会金も振り込んだし、しばらくはこの会で相手を探してみるか。それにしても、どうして私にはピッタリの結婚相手が見つからないんだろうなあ。高望みはしていない。相手は普通のヒトでいいのに。
婚活をしていると、普通じゃない男性があまりにも多いのに驚く。極度のマザコン、潔癖症、人の話を全く聞かない男性、ジャージで現れた男性、無職・・・・・・どうして普通の男性と出会えないのかな。
と思いつつ玄関に向かうと、猫が毛玉をケロっと吐いた。前途不穏だ。これは私のジンクスだけれど、うちの猫が吐いた時は必ず何かが起きる。通勤電車が止まったり、祖母が亡くなった時も、予兆の様に猫が吐いた。今回の相手は職業がコンピューター関連というから、とてつもなく変な男性なのかも。ものすごく、不安になる。
でも、ファミレスを指定してきた無職男性の次だったので、今回の相手が指定してきたカジュアルなイタリアンレストランに、ちょっとホッとする。適度にアットホームで、コロナ対策でちゃんとテーブルの間が空いているし、従業員も感じが良かった。こういうお店は料理が美味しいはず

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